海外在住者にVPNは必要か|日本のサイトにアクセスできない理由と選び方・切るべき場面

海外在住者にVPNは必要か

海外在住者にVPNが必要になるのは、日本のサービスを使うときと、公衆Wi-Fiを使うときの2つです。日本のサイトの一部は海外からの接続を制限しているため、日本のサーバーを選べるVPNが要ります。一方で、日本の電話番号でのSMS認証のように、VPNでは解決しないものもあります。

この記事でわかること

  • 海外在住でVPNが要る場面・要らない場面
  • 海外から日本のサイトにアクセスできない理由と、VPNで解決しないもの
  • 公衆Wi-Fiを使うときの総務省の対策とVPNの役割
  • 海外在住者のVPNの選び方5項目
  • VPNを切ったほうがよい場面と使うときの注意点

公的情報源: 総務省「公衆無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用」

日本のサーバーに接続できるVPNを出国前に用意しておきたい方へ。MillenVPNは7日間から使える短期プランもあります。

移住してしばらくすると、日本で当たり前に使えていたサイトやアプリが開かない場面に出会います。ログインできない、動画が再生されない、アプリが入れられない。原因は一つではありません。

VPNで直るものと直らないものを分けておくと、契約してから「思っていたのと違う」となるのを防げます。この記事では、必要かどうかの判断から、選び方と使い方の注意点まで順に整理しました。

この記事の要点

  • VPNが要るのは日本のサービスを使うときと公衆Wi-Fiを使うとき
  • 日本の電話番号のSMS認証など、VPNでは解決しないものがある
  • 選ぶときは日本のサーバー・速度・台数・料金の形・返金保証を見る
  • 決済アプリなど、VPNを切るよう案内しているサービスもある
  • 各サービスの利用規約と、住んでいる国の法令の範囲で使う

目次

海外在住でVPNが必要になる場面は2つ

海外在住でVPNが必要になるのは、日本のサービスを使うときと、公衆Wi-Fiを使うときの2つです。どちらにも当てはまらなければ、急いで契約しなくても困りません。

海外在住でVPNが要るかどうかの判定

  • 海外に住みながら、日本のサービスや外のWi-Fiを使いますか
  • A日本のサイト・アプリを使う海外からの接続を制限しているサービスがある。日本のサーバーを選べるVPNが要る
  • Bカフェや宿のWi-Fiで作業する接続先の確認とHTTPSに加えて、通信を暗号化するVPNが守りになる
  • Cどちらもほぼ使わない現地のサービスと自宅の回線だけなら、急いで契約しなくてよい

AとBの両方に当てはまる人ほど、VPNを使う場面が多くなります。

図:VPNが要るのは「日本のサービス」と「公衆Wi-Fi」の2つの場面

生活の場面ごとのVPNの要否

場面VPNの要否理由
日本のネットサービスにログインする要ることが多い海外からの接続を制限しているものがある
カフェ・宿・空港のWi-Fiで作業する使うと安心通信内容を暗号化できる
現地のSIMで現地のサービスを使う基本は不要接続元の国と使うサービスの国が同じ
日本の電話番号でSMS認証を受ける解決しない番号の問題で、接続元の問題ではない

日本のサービスを使うとき

日本のサイトやアプリの一部は、接続元のIPアドレスで国を判定し、海外からの利用を制限しています。VPNで日本のサーバーを経由すれば、日本国内からの接続として扱われる仕組みです。

公衆Wi-Fiを使うとき

移住先では、カフェやコワーキング、宿のWi-Fiを使う場面が増えるはずです。通信を暗号化するVPNを重ねると、同じWi-Fiにつながる他人から通信内容をのぞかれにくくなります。

海外から日本のサイトにアクセスできない理由

海外から日本のサイトにアクセスできない理由は、配信の権利・不正ログイン対策・日本の電話番号の3つに分かれます。VPNで解決するのは前の2つが中心です。

日本のサイトが使えない理由とVPNで解決するか

理由よくある症状VPNで解決するか
配信の権利が国内に限られている動画や音声が再生されない規約で認められている範囲なら解決することがある
不正ログイン対策で海外の接続を止めているログインできない・追加の確認が出る解決することが多い
日本の電話番号でのSMS認証が必要認証コードが届かない解決しない
本人確認が日本国内でしか完了しない新規登録が進まない解決しない

配信の権利が国内に限られている

動画や音声の配信は、国ごとに配信の権利が決まっていることが多いです。日本向けの権利しか持たない作品は、海外からの再生が制限されます。

VPN経由での視聴をどう扱うかは、サービスごとの利用規約で決まります。使う前に、そのサービスの規約で視聴できる地域を確かめるのが先です。

不正ログイン対策で海外の接続を止めている

金融機関や通販サイトの中には、不正ログインを防ぐために、海外からの接続を止めたり追加の確認を求めたりするところがあります。

移住前から使っているアカウントなら、日本のサーバーを経由することで普段どおりに入れることが多いです。

日本の電話番号がないと進まない

VPNでは解決しないのが、日本の電話番号にSMSで届く認証コードです。接続元に関係なく、日本の番号を持っているかどうかで決まります。

日本の番号を残す方法は海外SIMのおすすめは滞在期間で選ぶ(日本の電話番号を維持する方法)で扱っています。

本人確認が日本国内でしか完了しない

サービスによっては、新規登録や本人確認を日本国内でしか受け付けていません。PayPayは「海外ではPayPayの新規登録、本人確認はできません」と案内しています。

こうしたサービスは、出国前に登録と本人確認まで済ませておくしかありません。

公衆Wi-Fiを使うときの守り方

公衆Wi-Fiを使うときは、接続先の確認・HTTPS・端末の設定の3点が基本です。VPNは、その上に重ねる守りになります。

総務省は、公衆Wi-Fiを使う人向けのセキュリティ対策マニュアル(令和7年2月改訂)を公開しています。対策がないと「通信内容の盗聴やウイルス感染などの被害を受ける場合があります」という注意書きつきです。

公衆Wi-Fiを使うときの対策(1〜3は総務省の利用者向けマニュアルの3項目)

  1. 店や施設が案内している正しい接続先(名前)か確かめる
  2. 見ているページがHTTPS(鍵マーク)で通信しているか確かめる
  3. 端末のファイル共有など、セキュリティの設定を確かめる
  4. 重要な操作をするときは、VPNで通信を暗号化する

VPNを重ねると守れる範囲

VPNは、端末からVPNのサーバーまでの通信を暗号化します。同じWi-Fiにつながる他人から、どのサイトと何をやりとりしているかを見られにくくなります。

ただし、偽物のサイトに自分から入力した情報までは守れません。接続先とHTTPSの確認は、VPNを使っていても省かないようにしてください。

海外在住者のVPNの選び方

海外在住者がVPNを選ぶときは、日本のサーバー・速度と安定性・同時に使える台数・料金の形・返金保証の5項目を見ます。

海外在住者がVPNを選ぶときに見る5項目

項目見るポイント
日本のサーバー日本国内のサーバーを選んで接続できるか
速度と安定性ビデオ会議や大きなファイルの送受信に耐えるか
同時に使える台数PC・スマホ・タブレットをまとめて使えるか
料金の形長期の定額か、数日〜1か月の短期か
返金保証住んでいる国で使えなかったときに返金を受けられるか

日本のサーバーが選べることが前提

日本のサービスを使う目的なら、日本国内のサーバーを選べるかが最初の条件です。海外の大手VPNでも日本のサーバーはありますが、混み具合で速度が変わります。

料金は「住む期間」に合わせる

移住して長く住むなら、1年や2年の定額プランが割安になります。一時帰国の前後や下見の旅行など短い期間なら、日数単位で買える短期プランがあると無駄が出ません。

無料VPNは仕事と金融には使わない

無料のVPNは、速度や通信の扱いが不透明なものがあります。通信内容を預ける仕組みなので、仕事や金融の操作には有料のサービスを選ぶのが無難です。

MillenVPNが合う人

MillenVPNは、日本のアズポケット株式会社が運営するVPNです。公式サイトでは、東京リージョンの専用サーバーと、世界140か所以上・2,000台以上のサーバーを案内しています。

MillenVPNの主な条件(公式サイト・2026年9月29日確認)

項目内容
日本のサーバー東京リージョンの専用サーバーあり
同時に使える台数デバイス数無制限
長期プラン2年プラン初回 月396円・1年プラン初回 月594円(税込)
短期プラン7日間638円・15日間1,078円・30日間1,738円(税込)
返金保証サブスクプランは30日間返金保証
対応端末Windows・macOS・iOS・Android・Amazonデバイス

長期プランは更新時に料金が変わります(公式表示は月950円+税)。更新前に金額を確かめておくと安心です。

移住して長く住む人は長期プラン、一時滞在や下見は短期プランという選び分けができるのが特徴です。台数に上限がないので、家族で移住する場合も端末ごとに契約を分ける必要はありません。

住む期間に合わせて、長期プランと7日間からの短期プランを選べます。サブスクプランには30日間の返金保証があります。

MillenVPNのプランを公式サイトで確認する(PR)詳細はリンク先をご確認ください

VPNを切るべき場面と使うときの注意点

VPNは常につなぎっぱなしにするものではありません。サービス側がVPNを切るよう案内している場面があり、規約や住んでいる国の法令にも従う必要があります。

VPNをつなぐ場面・切る場面

つなぐ
日本のサービス
海外からの接続を制限しているサイトにログインするとき
公衆Wi-Fi
カフェや宿のWi-Fiでメールや仕事のファイルを扱うとき
切る
現地の決済
PayPayの海外支払いモードなど、VPN解除を案内している機能
現地のサービス
現地の銀行や配車アプリなど、日本からの接続では使えないもの

図:日本のサービスと公衆Wi-Fiではつなぎ、現地の決済や現地のサービスでは切る

サービス側がVPN解除を案内している

PayPayの海外支払いモードは、VPN経由では機能が表示されない場合があるとして、「VPNをご利用の場合、VPN設定を解除してください」と案内しています。

決済や本人確認のように、接続元の国が意味を持つ機能では、VPNがかえって邪魔になりがちです。うまく動かないときは、まずVPNを切って試してください。

現地のサービスは現地の接続で使う

日本のサーバーを経由したままだと、現地の銀行アプリや配車アプリが「日本からの接続」として扱われます。現地のサービスを使うときは、VPNを切るか、アプリごとに経由先を分けられる設定を使ってください。

規約と法令の範囲で使う

VPNの使い方は、使うサービスの利用規約と、住んでいる国の法令の範囲に収める必要があります。国によってはVPNの利用自体に制限があります。

移住先の制度は、大使館や外務省の渡航情報で確かめておいてください。タイでリモートワークをする場合の通信と就労の扱いは、タイでリモートワークする前に知る法的注意点にまとめています。

よくある質問

Q1:海外在住者はみんなVPNが必要ですか

必須ではありません。日本のサービスをよく使う人と、カフェや宿のWi-Fiで作業する人には必要になる場面が多いです。現地のサービスと自宅の回線だけで暮らすなら、急いで契約しなくても困りません。

Q2:海外から日本のサイトにアクセスできないのはなぜですか

接続元のIPアドレスで国を判定し、海外からの利用を制限しているためです。配信の権利が国内に限られている場合や、不正ログイン対策で海外の接続を止めている場合があります。

Q3:VPNを使えば日本の電話番号のSMS認証も受けられますか

受けられません。SMSは電話番号あてに届くもので、接続元とは関係がないためです。日本の番号を残す手段を出国前に用意しておきます。

Q4:無料のVPNでも大丈夫ですか

調べものに使う程度なら選択肢になりますが、仕事や金融の操作には向きません。通信内容を預ける仕組みなので、運営元と通信の扱いがはっきりした有料サービスを選ぶのが無難です。

Q5:VPNをつなぐと通信速度は遅くなりますか

VPNのサーバーを経由するため、つながり方によっては遅くなります。日本から離れた国ほど影響が出やすいので、返金保証の期間内に、住んでいる場所から実際の速度を確かめてください。

Q6:一時帰国や下見の旅行だけで使いたい場合は

日数単位で買える短期プランが向いています。MillenVPNは7日間・15日間・30日間の短期プランを用意しています。

まとめ:必要な場面だけつなぐ

この記事のまとめ

  • VPNが要るのは日本のサービスと公衆Wi-Fiの2つの場面
  • 日本のサイトが使えない理由は配信の権利・不正ログイン対策・電話番号
  • SMS認証と国内限定の本人確認はVPNでは解決しない
  • 公衆Wi-Fiは接続先・HTTPS・端末設定を確かめたうえでVPNを重ねる
  • 選ぶときは日本のサーバー・速度・台数・料金の形・返金保証
  • 決済や現地のサービスではVPNを切る

VPNは、海外に住みながら日本のサービスを使い続けるための道具です。つなぐ場面と切る場面を分けておくと、困る場面はぐっと少なくなるでしょう。

出国前に日本の電話番号と本人確認の手当てを済ませ、VPNは住む期間に合ったプランで用意しておくと、到着した日から迷わずに済みます。

日本のサーバーに接続できるVPNを、住む期間に合わせて選べます。台数の上限がないため、家族の端末もまとめて使える点も便利です。

MillenVPNを7日間から使えるプランで始める(公式)(PR)詳細はリンク先をご確認ください

あわせて読みたい

※本記事は総務省の公開資料と各サービスの公式情報をもとに整理したものです(2026年9月29日確認)。料金・機能・各サービスの利用条件は変更される場合があります。VPNは各サービスの利用規約および滞在国の法令の範囲内でご利用ください。最新の条件は各サービスの公式情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

Hiranoです。海外移住とビザ申請をサポートする会社で4年間、タイ・マレーシア・フィリピンへ移る方の手続きを補佐してきました。担当した申請は100件を超えます。

退職後は自分自身もタイに2年住み、バンコクとチェンマイでビザの更新や現地の銀行口座開設、毎月の生活費のやりくりを一通り経験しました。書類を代わりに整える側と、実際に現地で暮らす側。両方を通ると、パンフレットには載らない落とし穴が見えてきます。ビザの条件や税制は短い期間でも変わるので、このサイトの情報を出発点にしつつ、申請前には必ず大使館や入国管理局の最新情報をご確認ください。東南アジア移住の実務を、なるべく具体的にお伝えします。

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